渋沢を感じよう!~誠之堂~
埼玉県の隠れた魅力を引きずりだす!
それが、
彩発見プロジェクト!!
今回も埼玉県深谷市にある、通称「論語の里」と呼ばれる渋沢栄一ゆかりの地に行ってきた報告をさせていただくぞ!
ちなみに、過去の紹介記事はこちら。
さあて、今回は……
誠之堂(せいしどう)です!
誠之堂は、渋沢栄一の喜寿(77歳)をお祝いして、渋沢栄一が設立に関わった東京第一銀行によって奉献された建物です。めっちゃレンガ造りで、the西洋という感じでシャレていますね。どうせだったら、ここに住みたい。住まわせてくれないかな~。
↑ 右の模様は、「喜寿」って書いてあるんですけど、何となくわかるよね!
この誠之堂の名前の由来は、『中庸』の中にある「誠者天之道也、誠之者人之道也」(誠は天の道なり、これを誠にするは人の道なり)からつけたそうです。『中庸』は儒教の経典の一つですが、農民だった渋沢栄一も、幼い頃は儒学を一生懸命勉強していたよね。学問を愛していたのですね。
↑ 誠之堂の中には、渋沢栄一が使っていた『論語』があります。中を開いてみたかったなあ~。でも、展示品なので触れるのはNG。みんなも気を付けようね!
さて、
この誠之堂はもともと、東京第一銀行の近く(要するに東京)に作られたんだけど、今は深谷市(要するに埼玉)にあるよね。
え?
どうしたん?
そっか!
家ごと運んだのか!
って思うじゃん?
ちがうんだなあ
実はこの誠之堂。一回バラバラにされてるんだよね。つまり、家を分解して運搬し、深谷で再び組み立てたのさ。そう、パズルのようにしてね。
↑ 見てごらん。レンガの目に不自然な部分があるよねえ。つまり、ここが切断部分ってわけ。
さて、一見するとシャレオツな西洋(イギリス)風ですが、じっくりと目を凝らしてみると、東洋(日本・韓国・中国)を感じることもできます。なんという贅沢仕様。東洋と西洋が、いまここに相まみえたっっっ!!!
↑ 例えばこの窓に描かれているステンドガラスは、確かに東洋の民族衣装感がある。韓国のチマチョゴリかな?
正面を向いていますね。実はこれ、作られた当初(大正5年)は横に向いていたそうです。3年後に正面に作り替えられてんだとさ。ちなみに、作り直された理由はわかっていない…
まあ僕が思うに、ただの気分なんじゃないかな。
皆も考えてみよう!
さてさて皆様、今回は渋沢栄一の喜寿を記念して作られた誠之堂を紹介していきました!みなさんも是非足を運んでみてください!
ちなみに私達、彩発見プロジェクトが誠之堂に訪れたときは、管理の方にとても感心されてしまいました笑
というのも、若者の多くは、誠之堂の隣にある清風亭を見るんだそう。
なぜかって?
それはね、
清風亭は、安室奈美恵の曲のPVに使われていたからなんだってさ。いわゆる、「アムラー」の聖地なんだそう。だから、若者が来る場合、多くは誠之堂じゃなくて、清風亭を見ていくんだって。
「君たちは偉いね」
って、管理者のおじさんに褒められてしまったよ。やったぜ。
ちなみに、清風亭は東京第一銀行の頭取であった、佐々木勇之助さんの古希(70歳)を祝って建てられたそうです。こちらもきれいな建物なので、ぜひ見学してみてほしい。
さて、今回は誠之堂を紹介していきました。次回はどこを紹介しようか。ぜひ楽しみにしていてほしいのである。
ここまで読んでくれたすべての渋沢栄一のファン、通称「シブラー」の皆、ありがとうございました!
過去記事は↓